主の戦いを戦う時

聖書箇所: ネヘミヤ2:17-20

主はまさにこの国を救わんと、私達にその基盤となる神の都を再建することを語られています。
バビロンからの帰還後、主の宮の再建が成され、そこから都が再建されて、その基盤によりイスラエルの国が再建されたように、この国に於いても、真の神の宮たる教会が再建されるなら、さらに神の統治が全地を覆うため、神の王座の置かれる都が再建され、おのおのの生活の場所を主が治められる。主の統治は私達と共に拡大するからであり、それはやがてこの国が神の統治の元、救われるために他なりません。
しかし、主がこのように建て直すことを始められる時、そこには必ず敵対が存在します。
そこで各々の持ち場である各々の住まう場所の城壁を建て直すことがまず必要となります。
そして同時に敵の手は休むことはないですから、私達は互いに祈り合い、防御し、協力しながら、再建の任に着かなければなりません。
神はこの戦いはこの国の民を、命をかけて立ち返らせ救うためのものであり、本質的には、神は罪人がその重ねる罪のために滅びることを望まないという、主の深い思いによるものです。
確かに罪が深まる世においては、私達を迫害し、殺すことすら神に仕えることと考える者すら、聖書に語られる通り【ヨハネ16:1-4】起こるでしょう。
主を信じているはずの民でさえ神を知らないからこそ起こる迫害の波に、主は御言葉をもって、栄光の知識でこの地を覆うことにより、裁き、治め、救われるでしょう。
だからこそ今主の民が世と妥協し、このような世の流れに迎合し、生き残ろうと考える風潮の直中にあって、主は聖書をもってすでにその日が来ることを語り、そのような者こそ滅びの手に飲み込まれるであろうから、主の元に立ち返り留まるよう、強く警告しています。
たとえパウロのように石で打たれ死んだようになったとしても、主は死を超えてなお語らしめようと、私達をよみがえりと圧倒的勝利の内に生かしてくださいます。
そうです。敵はどれほど大きく強く見えたとしても、私達と共に居られる方は、万軍の主、万物の創造者であられ、主に寄り頼む者に先立ち、この戦いは主の戦いであると、主ご自身が立ち向かい勝利してくださる方です。
そしてこれこそが、主の戦いを主と共に戦う生き方です。
主は私達を通してこの国を勝ち取ろうとされています。意気消沈せず、この勝利の主にあって私達は立ち上がろうではありませんか。
恐れてはいけません。勝利の主は、最初から小さく罪深い私達を立たせ、ご自身のこの勝利しか存在しない戦いに、愛をもって招いてくださっていたのですから。


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