福音を携えて

聖書箇所: 申命記10:1ー5

神は私達に神ご自身を証しする力を与えてくださいました。
それはこの地の如何なる知識によっても与えることのできない天来の神の御言葉そのものです。
まさに神の福音は私達のうちに、天から降られた聖霊によって、啓示され、神ご自身を現し、証しする言葉として、私達に与えられたもの。
この生きた神の言葉を内にいただき、イエスの血による贖いをうけ、この地を行き巡り、神ご自身の臨在を現す者、まさに神の契約の箱は、現在に於いて私達自身が担っているのです。
この聖霊が降り、神との和解を受けた今、私達は神の契約の箱を現す者となったと言えるのです。
しかし、これは私達には想像を超えた、驚くべき神の奇跡であるということができます。
もしも、本当に現代の社会にこの契約の箱が出現したら、世界はこれを中心に戦争を起こしかねません。
なぜなら、この箱にこそ、神の臨在があり、この天地万物を造られた全地を治める神の言葉が内にあるのですから、これを手に入れる者は、全世界を支配し、全地を手に入れることができる。
このことを知るかつての歴史の権力者は、この契約の箱を血眼で探しました。
全世界を支配するために。
同様の理由で聖書の中にも、あのヨルダン川をせき止めてイスラエルの民を渡らせた力の箱を手に入れようと、イスラエルを責め、シロの都の陥落と共に、神の箱を奪った民が居ましたが、神の箱の存在自体がこの異教の民を、神の義により、その臨在の聖の極みにより、裁きを下す元凶となりました。
何と驚くべきことに、私達は主イエスの愛を受け入れ、主の贖いによって一方的に救いを受けた者であり、自らの何ものにも因らず、しかし神の契約の箱であるのです。
全地を裁き、全世界を支配する爆発的な力を私達は与えられている者、そしてその存在そのものが神を証しし、全世界の民を神の御元に勝ち取る神の福音(御言葉)を内に持つ者なのです。
私達がもしもこの存在意義に真に気づくなら、全世界が、そして歴史が動くでしょう。
まさにこの地は、この国は、神を退け続け、自らの罪が熟して、滅びに向かうのみの未来が待っています。
そこに神は神の箱たる者を召して遣わした、それが私達です。
そのことを私達はどれほど自覚しているでしょうか?
神の、この地をご自身の元に勝ち取らんとする熱心を退けて、心冷め自らの安泰な生活だけに留まろうとする者。
あるいはむしろこの神の言葉に逆らい、自らの思いと欲求に、世に戻ろうと神に反逆する生き方をする者。
神はそのように神を退ける者に対しても、クリスチャンであったとしても寛容であるとは決して語っていません。
一つの神の真実は私達の全ての偽りを払拭します。
偽りの中、自らの存在をものろうほどに、苦難に閉じこめられ、自らの存在を見失い、神を見出すことを失っていないでしょうか。
私達は主イエスの十字架により新しく生まれ、天における証しを地において証しするイエスの証しを持つ者です。
このイエスの証しと小羊の血こそ、サタンの支配に完全に勝利する力、この力により私達教会はあらゆる時代、あらゆる地において、神の完全なる勝利を勝ち取るのです。
私達の存在に全地も、御使い達も、サタンも、震えおののくのです。
ですから、このイエスの証しを携えて、私達はこの地で何をすべきかもう一度神の前に考えるべきです。
この地の滅びを、命を捧げて止めようとされた、主イエスの熱心の前に、私達も主に答えようではありませんか。

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